冬の星座たち
秋の代表的な星座たちと、その見つけ方を紹介します。
なお、各星座の神話などはページの都合上、割愛させていただきます。
このページ上の星図は、ステラナビゲータ(アストロアーツ)からの転載です。
管理人がアストロアーツの許諾の下で使用しています。(詳細は
はじめにを見てください)
秋の星座たちが頭上にある頃、東の空には冬の星座たちが姿を見せ始めます。そのトップバッターが「おうし座」ですが、まず目に付くのが、数個の星が密集した領域です。これが有名な昴(すばる)で、清少納言の枕草子のなかで「星は昴」と詠われたように、大変美しい散開星団です。視力の良い人が条件の良い空の下で肉眼で見ると、7〜10個くらいの星が見えるそうです。双眼鏡があれば、ぜひ覗いてみましょう!
最近では、「星の昴は知らなくても、車のスバルは知っているぞ!」な〜んて人もいるようです。
このスバルから東方向に目を下ろしていくと、オレンジ色をした星が目に付くはずです。これがおうし座の1等星「アルデバラン」でおうしの眼にあたる星です。このアルデバラン付近にVの字をしたような星の配列があり、牡牛のツノの付け根を表している部分があります。これは「ヒヤデス星団」という散開星団の一部で、地球からとても近い距離にあるために、バラバラに見えているものです。
アルデバランから北の方向に2つの明るい星があり、直線で結ぶと、牡牛のツノが出来上がります。
先ほど登場したおうし座のさらに東側に、3つの星が並んだ有名な星座があります。誰もが知っている「オリオン座」です。オリオン座はほとんどの星が明るいため、ちょっとした郊外でも容易に見つけることができるはずです。オリオン座は、昔の日本では「鼓星(つづみぼし)」とよばれていました(鼓って何?と最近聞く人が多いみたい。雅楽で使われる太鼓のこと)。このオリオン座の三つ星の南側にぼんやりと輝く部分があると思います。有名な「オリオン星雲」で大量の星が生まれている領域です。図鑑などでは赤い鳥が翼を広げたような形をしていますが、残念ながら、赤外線のため、双眼鏡で見ても白色にしか見えません。
三つ星を挟んで、両側に2つの明るい星が目につきます。オリオンの肩にあたる方のオレンジ色をしているのが「ベテルギウス」、左足にあたる方が「リゲル」とよばれるそれぞれ1等星の星です。「ベテルギウス」はさそり座のアンタレスと同様に高齢の星で、「リゲル」はまさに青春真っ盛りの若い星です。
さて、ベテルギウスから右下と左下に明るく輝く星が見えてきます。右下にある方が「シリウス」で地球から見たときの明るさが、全天で最も明るい星で有名です。左下にある星が、こいぬ座の「プロキオン」です。この3つの星を結んでできるきれいな3角形を「冬の大三角形」といいます。
さて、冬の星たちはまだまだ明るい星がいっぱいです。こいぬ座のプロキオンの上に、同じくらいの明るさの星が
寄り添うように光っているのが分かります。これはふたごのカストルとポルックスが仲良く寄り添う様子で、少し明るい上側が兄の「カストル」、少し暗い東側が弟の「ポルックス」という星で、ふたご座を形作っています。
さらにふたご座の上側、おうし座のツノの先端に大きな5角形をした星座が目につきます。これはぎょしゃ座という星座で、この星座にあるオレンジ色の明るい星は1等星「カペラ」です。これも車の名前で有名ですね。
いままで登場してきた、「アルデバラン」「リゲル」「シリウス」「プロキオン」「カストル」「カペラ」を結んでできる大きな6角形を「冬の大六角形」といいます。
以上で冬の星座は終わりです。
まだまだ紹介しきれていない星座がたくさんありますが、1年でこれだけの星座を、星図を見ることなく見つけられるようになれば、あなたも一人前の天文愛好家の仲間入りです。
“ただ星を見るのが好き”という人はとても多く、ドライブなどで遠出をしたときなどに、皆に解説できるとカッコいいですよ!!
さらに他の星座についても知りたい!と思ったら、天文関係の本のページにおススメ本があるので、参考にしてみてください。
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