春の星座たち
春の代表的な星座たちと、その見つけ方を紹介します。
なお、各星座の神話などはページの都合上、割愛させていただきます(本が1冊書けてしまうくらいなので・・・)。
このページ上の星図は、ステラナビゲータ(アストロアーツ)からの転載です。
管理人がアストロアーツの許諾の下で使用しています。(詳細は
はじめにを見てください)
この星図は、4月1日午後7時30分頃の東の夜空です。この頃になると、東の空はすっかりと春の星座たちで賑わいを見せてきます。春の星座はこの星図に載っている以外にもかに座(しし座の右上にあります)やてんびん座(おとめ座の下)などがあります。あまりに広範囲すぎて1枚の画像には納めきれません。
春の星座で最もよく目立つのはしし座です。まずはこの星座を探して見ましょう!
しし座といえば、黄道12星座(黄道と呼ばれる太陽の通り道上にある12個の星座)の1つで、星占いなどでよく知っていますね。実際に見ていらっしゃる方のなかにもしし座生まれの方がいると思います。
しし座は星図で見ていると大したことはないのですが、実際の夜空で見ると、とても大きい星座です。
まず、クエッションマーク「?」を裏返しにしたような星の並びを探してみましょう。これは「ししの大がま」と呼ばれていて、ちょうどししを真横から見たときの顔の部分です(想像できますか?)。このクエッションマークの“点”に当たる部分に周囲より明るい星があります。「レグルス」とよばれる1等星です。さらに、この星から左下に目を移すともう一つ明るい星があります。これが「デネボラ」と呼ばれる2等星で、ししのお尻の部分になります。あとは、星図を見ながら、順に星を線で結んで見ましょう。しし座の形ができていきます。
さて、しし座が見つかれば、残りの代表的な春の星座たちは次々と見つかっていきます。
先ほど見つけた「デネボラ」を頂点とする、明るい星の三角形を見つけることができると思います。
これは「春の大三角形」と呼ばれます。三角形の右下にある星はおとめ座の「スピカ」、左下にあるものが
うしかい座の「アークトゥルス」という名前の1等星です。これらの星には、それぞれ「真珠星」「麦星」などの
名もあります。あとは星図を見ながら、星座を作ってみましょう。おとめ座を結ぶことができれば、かなりの強者です(たぶん、私も結べません)。なぜなら、おとめ座は比較的暗い星で構成されているためです。
先ほど結んだ春の大三角形のさらに左上、スピカとは正反対の方向にも1つ明るい星があることが分かります。
これはりょうけん座の2等星「コル・カロリ(番犬の目)」と呼ばれます。春の大三角形とこの「コル・カロリ」を結んでできるひし形を「春のダイヤモンド」といいます。
さて、ここで、北天に目を向けてみましょう。北東の方向に大きな柄杓(ひしゃく)の形をした7つの星の並びに気づくでしょう。これが有名な「北斗七星」で、大ぐまの尻尾の部分を表しています。1980年代にブームになったアニメ「北斗の拳」で知っている方もいるでしょう。この北斗七星は、世界中にさまざまな物語が作られていて、これだけで、軽く数ページの本が書けてしまうくらいです。たとえば、北斗七星の柄の一番先端にある星は「破軍星」と呼ばれ、古代中国(三国志の時代など)では、この星が見える方向に遠征すると必ず敗れるとして、軍事上大変重要な意味を持っていました。また、先端から2つ目の星は地球から偶然同じ方向に星が重なって見える「2重星」で、視力が1.5以上ある人には分離して見えるそうです。視力に自信のある方は試してみましょう。この星も、古代アラビアでは、徴兵のときの視力検査に使われ、軍事上重要な存在でした。
その、「北斗七星の柄杓の上の2つの星を結んで5倍伸ばすと・・・」ってどこかで聞いた話ではないでしょうか。
小学校の理科で学ぶ(今も学ぶのかな?)、「北極星」の見つけ方です。北極星は地球の自転軸(地軸)の方向に偶然ある星で、1晩中、ほとんど定位置にあります。「北極星」は方角を知るための重要な星で、方位磁石のなかった時代には航海や軍事遠征などには大変重要な存在でした。今でも、アマチュア天文家の間では北を調べる重要な星です。
ちなみに余談ですが、方位磁石の指す北(磁北)と北極星の位置は異なります。なので、磁石を使って真北へ向かっても、北極点にはたどり着けません。
さて、いくつも見つけてきた春の星座たちですが、最後にもう一つ覚えておくといいでしょう。
いままで見つけた「北斗七星」の柄の部分から、「アークトゥルス」「スピカ」と大きな曲線を描くことができるはずです。これは「春の大曲線」と呼ばれ、比較的きれいな曲線を描いています。
以上が春の代表的な星座たちと見つけ方です。“こじつけ”とはいえ、よくできていますね。
実際の夜空の下で、探してみましょう!!
詳しい神話などは、お勧めツールのページに紹介しています。このページを見て気になったり、もっと詳しく知りたい場合は読んでみるといいでしょう。
topページへ戻る