あなたは、美しい星空を見て、感動したことがあるでしょうか?
あるとするならば、それは、いつ・どこで・どのくらいの星を見ることができたでしょうか?
一般社会のほとんどの人たちは、「ない」と答えるか、「旅先で・・・」と答えるでしょう。
しかし、無理もありません。
現に、私たちの生活しているほとんどの地域では、都市開発とともに、星空からは無縁の空間にあります。
日頃、会社や学校の帰りに空を見上げてみても、見えるのはせいぜい月や数個の星程度でしょう。
まだ電気文明のなかった太古の時代、人々は星と星を線で結び、星座を作りました。
最も古いものは、現在から6000年以上も昔の中東地域に残されています。
やがて、政治・経済活動の流れのなかで、ギリシアに渡り、現在の星座やギリシア神話の原型になりました。
また、日本や中国などの東アジア地域でも、それぞれ独自の星座が生まれ、伝説が作られました。
さらに、占星術を発展させ、軍事・政治に多大な影響を与えてきました。
不思議なことに、すべての大陸における古代文明の多くは、太陽や月を神と崇め、多くの星にはそれぞれの固有の意味を持たせ、信仰していました。
ここでは、古代より人々に密接な存在でありながら、現代では失われつつある星空の記憶、魅了してやまない美しさをより多くの人に共有して頂けるよう、星・宇宙にまつわる情報を発信していきます。
「美しい星空を見てみたいけど・・・何を準備して、どんなところへ行けばいいのだろう?」
そんな方のために、ここで次のステップにいきましょう。まず必要なものです。
1,星座早見盤や星空の図鑑
2,懐中電灯
3,防寒着
4,双眼鏡
5,交通手段
6,気力
1,星座早見盤や星空の図鑑
星を何も知らない人が一番必要なものです。
星に詳しい人と行くということもないことはないのですが、せっかく星を見るのなら、星座を見つけてみたいですよね?
特に、自分の思い入れのある星座(自分の生まれた星座など)を見つけられたときの感激は格別です。
したがって、星空の図鑑や星座早見盤があると便利です。
「星座早見盤」って何?って聞く人は多いのか少ないのか、私には正直わからないのですが、小学校の理科なんかで使ったことのある人もいるのではないかと思います。日時を合わせると、今どの方角で何の星座が見えているのかわかるものです。
2,懐中電灯
星空は暗いところで見るものです。そのため、夜道を歩いたり、図鑑を見たり・・・と懐中電灯は必要です。
できればヘアバンド式のものの方がいいですね。単一乾電池を何本も入れたりするような大掛かりな懐中電灯は、返って邪魔になります。明かりも強烈ですし。
懐中電灯をつけると、どうしても、目がくらんで星が見えにくくなります。そこで、懐中電灯のライトの出る部分を、赤いセロファンや、自分で透明のビニールを油性の赤マジックで塗ったものなどで覆いましょう。
赤いライトにすると、不思議と目の眩みがなくなって星が見やすくなります。
3,防寒着
人間何事も”自分の身は自分で守る”のが当たり前です。真夏の夕涼みを兼ねた観望以外では必ず用意しましょう。
また、真夏でも、少し高い山に・・・なんていう場合には長袖1枚持っていくと安心です。夏の場合、暑いところには、必ずあいつの存在がいます。・・・・・そう、蚊です。正直ウザいですね。そんな場合もあるので、薄手の長袖を着ていくとか、虫除けの携帯はした方がいいと思います。
4,双眼鏡
これは「あれば是非持っていきたい」というもので、決して必需ではありません。
人間が普通に見ているよりも、星の数は数千倍以上存在しています。特に天の川などは。双眼鏡があれば、気になる天体を拡大して見ることができます。ですから、双眼鏡があれば是非持って行きましょう。
天体用に重視したいのは、倍率よりも、口径(レンズの大きさ)が大きいものです。よく双眼鏡には「7×50」のような数字が書かれています。この場合、7というのが倍率で、50というのがレンズの大きさ(直径)です(単位はミリメートル)。
一番ポピュラーなのは7×50、もしくは10×50という大きさで、普通にバードウォッチングなどで使われるものです。価格も1〜2万円くらいですから、数十万円の望遠鏡を買うよりはよっぽど経済的かつ多目的です。
最近、5千円を切るようなチャチな双眼鏡が売られています。ここで忠告。
こういうジャンク品(使い物にならない物)を買うと絶対に後悔します。同じ倍率や口径だったとしても、見え方が全然違います。使われているレンズその他もろもろの部品が粗悪なためです。
5,交通手段
現在の都市生活においては重要です。
実生活でお分かりの通り、
星のきれいなところ = 街明かりの少ないところ = 田舎(該当する人、ごめんなさい。笑) = 遠い
だからです。
家族誰も車がない、というのはあまりないケースだと思いますが、遠くへ行ける交通手段は重要です。
6,気力
“きれいな星を見てみたい”という思いがあっても、いざ行く気力がなければいけません。
特に、都市部に住んでいる方にしてみれば、郊外に出るのも一苦労です。
ですから、翌日が休日という場合に限られてきますが、気力さえあれば、すぐそこに美しい世界が待っています。
普段から鋭気を養っておくことが大切ですね。
星を見に行った疲れよりも何倍もの感動を味わえることは間違いありません。
以上が準備したいものです。
では、実践として、「どこに行けばよいか?」というのは次の章で。
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